同システムは、北京市内において、BTICの持つ世界最高密度のプローブカー交通情報システム*2が生成するリアルタイム交通情報にもとづくもので、同機能を持つ車載ナビゲーションの実用化は中国初となる。
ナビゲーション画面
あわせて、両者は同機能を付加した簡易型ナビゲーション(PND)を、北京市内のタクシー200台に2ヶ月間搭載し、お客さまのニーズにより適合するために交通情報の使われ方をモニターする。また、PNDは北京五輪期間中にスタッフ用車両にも使われる予定である。
さらに、BTICと日産は本プロジェクトによる渋滞改善、CO2削減など社会的効果を検証するプログラムを北京工業大学、広島大学と共同で完了させたと発表した。同プログラムは、北京市における交通情報の有無によるドライバーのルート選択行動をモデル化し、交通流シミュレーションに組み込み、普及することで見込まれる社会的効果を検証した。その結果、北京市の全車両に「STAR WINGS(リアルタイム交通情報に基づいたルート案内機能付)」対応型ナビゲーションが約30%普及した場合の目的地到達までの走行時間は最大16%短縮し、CO2は最大27%削減されると試算された。
BTICと日産は、中国での交通渋滞・環境改善のために、STAR WINGSの拡大に向けて、今後も連携を深めていく。
*1北京市交通情報センター(北京市交通信息中心/Beijing Transportation Information Center:BTIC): 北京市交通委員会の下部機関で、北京市の交通情報、ETCの規格・開発・運用管理等を担当する。
*2 プローブカー交通情報システム: 無線通信技術を用いて車両の位置、速度などの情報を収集する技術。
